厄祓いの金額はいくらかかる?初穂料のマナーとのし袋の書き方をご紹介

日本には、人生の中で災厄に遭いやすいといわれる厄年があります。安全に過ごすためにも、厄祓いをしたいと考える方もいるでしょう。

 

当記事では、神社などで厄祓いをする際の金額や初穂料のマナー、のし袋の書き方についてご紹介します。これから厄祓いをしようと考えている方は、参考にしてみてください。

 

厄祓いとは?

厄祓いとは、災厄が起こらないように祈祷祈願を行う儀式のことです。一般的には、厄年の正月から節分までに行うことが多いといわれています。

 

  男性 女性
前厄 24・41・60 18・32・36・60
本厄 25・42・61 19・33・37・61
後厄 26・43・62 20・34・38・62

※数え年で記載(その年の満年齢に1歳足した数)

 

男性は42歳、女性は33歳が大厄とされており、とくに注意が必要な年といわれています。仕事や家庭など、人生の転機にあたる時期でもあるため、心身ともに変化が大きい時期です。大きな病気やケガが起こらないように、厄年に関係なく、厄祓いのマナーを理解しておくと安心でしょう。

 

厄祓いと厄除けの違い

厄祓いと間違えやすいものに、「厄除け」があります。それぞれの違いは以下のとおりです。

 

厄祓い:自身に降りかかる災厄を祓うもので、神社でご祈祷を受けるのが一般的

厄除け:災厄や邪気が近づかないように祈祷祈願する儀式で、お寺で行うことが多い

 

災厄から身を守るという意味では、どちらも共通しています。ご自身や家族の健康を守るために、必要な際に行うのがおすすめです。

 

厄祓いの流れ

厄祓いは当日に申し込みを行い、その日のうちに受けられることがほとんどです。正月以外は行事や婚礼が行われていることもあるため、事前に確認しておくといいでしょう。厄祓いの一般的な流れは、以下のとおりです。

 

  1. 神社の社務所などで受付をする
  2. 申込書に氏名と住所を記入する
  3. 初穂料を納める
  4. 待っている間に手水舎で手と口を清める
  5. 儀式を受けてお札などを受け取る

 

厄祓いでは初穂料を用意する

厄祓いでは、ご祈祷のお礼として、初穂料を納めます。申込時に現金で支払うのが一般的なため、事前に用意するようにしましょう。

 

初穂料の金額相場は?

初穂料は、3,000~10,000円が相場となっています。料金が決まっていない場合や「お気持ちで」と言われたときは、平均額とされている5,000円を納めるのがいいでしょう。

 

初穂料が少ない場合でも、儀式が省略されるようなことはありません。あくまでも神様への感謝の気持ちとして、相場に合わせて納めるようにしましょう。ただし、「4」や「9」などの縁起が悪い数字は避けるのが無難です。

 

初穂料には新札が望ましい

初穂料は、必ず新札にしなければいけないというルールはありません。初穂料はその年に初収穫した稲穂を神様にお供えする風習からきているため、時間に余裕があるのであれば、新札を用意するのが望ましいといえるでしょう。

 

準備する時間がない場合は旧札でも問題ありませんが、たくさんの折り目や汚れが目立つお札では、失礼にあたることがあります。また、5,000円の場合は五千円札、10,000円の場合は一万円札で用意するようにしましょう。

 

初穂料のマナーや書き方

初穂料は、「御神前」「御供」「玉串料」とも呼ばれており、のし袋に入れて渡すのがマナーです。水引が印刷されたものか、紅白の蝶結びの水引がついたものを選びましょう。ここから、はのし袋の書き方や注意点などを解説します。

 

のし袋の書き方と注意点

のし袋には外袋と中袋があり、それぞれ書き方が違います。以下を参考にして書いてみてください。

  水引を中心として上段 水引を中心として下段
外袋 初穂料または御初穂料 厄払いを受ける本人の氏名
  表面 裏面
中袋

包む金額(金壱萬円、10000円など)

左下に厄払いを受ける本人の住所と氏名

 

文字を書くときは、ボールペンではなく筆ペンなどで書くようにしましょう。「初穂料」とあらかじめプリントされたものを使用しても問題ありません。また、金額を書く際は、以下のように大字(だいじ)と呼ばれる文字を使います。

 

 算用数字 漢数字 大字
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
1000
10000

 

参考元:大字 (数字) 【出典: フリー百科事典 ウィキペディア(Wikipedia)】を参考に作成

 

上記で解説した書き方は、神社でお祓いするときの場合です。お寺の場合は、外袋の上段に「祈祷料」「お布施」と書き、その他は上記で解説した書き方で問題ありません。宗派によって様式や祈祷料が異なる場合があるため、事前に確認しておきましょう。

 

厄祓いの服装は?

厄祓い当日の服装は、明確に定められていないことがほとんどです。普段着でも失礼にあたることは少ないですが、神聖な儀式だということを忘れないようにしましょう。以下に、おすすめの服装、NGな服装をご紹介しますので、参考にしてみてください。

 

おすすめの服装 NGな服装

l  礼服やスーツ(男女共通)

l  シャツとスラックス(男性)

l  シャツとスカート、またはパンツ、ワンピース(女性)

※スカートの場合は、タイツやストッキング着用が望ましい

スカートの丈が短いものは選ばない

l  タンクトップやノースリーブなど肌の露出が多い服装

l  素足やサンダル

l  派手な色の服

l  音の出るアクセサリー

※デニムは禁止されていないが、避けたほうが無難

 

まとめ

厄祓いの金額は、ご祈祷の感謝の気持ちであり、明確な決まりはありません。神社やお寺によって違いもあるため、初穂料の相場がわからない場合は、事前に確認するのがおすすめです。

 

厄祓いをどこに依頼するか迷っている方は、「幸志館よろづ相談」までお問い合わせください。幸志館よろづ相談は開運鑑定・人生鑑定・お祓いなどを完全予約制で行っています。本厄が近づいているなど、不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。

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