金縛りの原因は、心霊現象だとイメージする方は多いのではないでしょうか。実際は、医学的に解明できる場合と、霊による影響のどちらも可能性があります。
そこで今回は、金縛りにはどのような原因が考えられるかを解説していきます。金縛りにあった場合の対処法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
金縛りが起こる原因
金縛りを一度でも経験したことがある方は、身体がまったく動かせないことに、恐怖を感じたのではないでしょうか。霊の影響ではないかと、不安で眠れない方もいるかもしれません。
金縛りとは、意識がはっきりしているにもかかわらず、身体を動かせない状態です。原因は、以下の2つがあるといわれています。
- 医学的に説明できる睡眠障害
- 霊的な影響を受けている
医学的に説明できる睡眠障害
金縛りの原因のひとつは、睡眠障害が考えられます。人の眠りにはレム睡眠とノンレム睡眠があり、周期的に行われます。レム睡眠は、身体は寝ていて脳は起きている状態のため、夢を見やすいのが特徴です。一方ノンレム睡眠は、脳と身体が休んでいる状態で、約90分周期でレム睡眠と交互に行われます。
何かしらの原因でレム睡眠とノンレム睡眠のバランスが崩れると、幻覚を伴う麻痺を引き起こすといわれています。これは「睡眠時随伴症」と呼ばれており、意識がはっきりしているのに身体が動かせない金縛りの状態です。
睡眠時随伴症が起こる原因には、大きくわけて以下の6つがあるといわれています。
- 睡眠不足が続いている
- 強いストレスを受けている
- 仰向けで寝ることが多い
- 旅行などの時差の影響
- 長時間の仮眠の影響
- 睡眠の質が低下している
霊的な影響を受けている
もうひとつの原因は、霊的な影響を受けている場合です。霊はいたるところに存在するため、普段の生活で、霊に憑りつかれてしまうことがあります。霊の影響は、霊感の有無で判断できるものではありません。とくに、最近になって不眠症やひどい疲労感が現れるようになった方は注意が必要です。
霊はネガティブな場所を好むといわれているため、以下の条件に当てはまる方は、霊の影響を受けてしまう可能性があります。
- 部屋の整理整頓や掃除ができていない
- お風呂やシャワーに入っていない
- ネガティブな言葉や悪態をつくことが多い
金縛りか判断するのは難しい
金縛りの症状は、医学的に説明できる不調の可能性もありますが、霊の影響であることも否定できません。仕事で忙しくて疲れている場合や、環境が変わったなどの思い当たる部分があれば、そこまで心配する必要はないでしょう。しかし、毎晩決まった時間帯に金縛りが起こったり、ひどい倦怠感に襲われたりする場合は、霊の影響を疑った方がいいかもしれません。
金縛りが起こったときの対処法
金縛りにあっている時間はつらいと思いますが、パニックを起こさずに、じっと待つのが基本です。ゆっくりと呼吸を整えながら、身体の力を抜くようにしてみましょう。その際に、手足の指先が動くかを確認してみます。ほとんどの場合は、身体が動くことを脳が認識し、金縛りが解けていきます。
金縛りが続いてしまう場合は?
金縛りは睡眠不足やストレス、環境の変化だけでなく霊の影響も考えられるとお伝えしました。もし金縛りが数日続く場合は、どうすればいいのでしょうか?
生活習慣を見直す
まずは、生活習慣が乱れていないかをチェックしてみましょう。以下を意識して生活すると、金縛りが改善する可能性があります。
- 就寝時間、起床時間を一定にする
- 7~8時間の就寝時間を確保する
- 寝る前にテレビやパソコン、スマホの画面を見ない
- ストレスを解消する
寝る前にテレビやパソコン、スマホに夢中になっていると脳が興奮状態になり、入眠しづらくなります。また、悩みが頭から離れず眠れないなど、ストレスが多い状態も睡眠の質を下げるので、意識的にストレス解消しましょう。
専門家に相談する
霊が原因で金縛りにあっている場合は、除霊で改善するケースもあります。金縛りにあった際に「ひどい倦怠感・感情の起伏が大きくなる・ラップ音が聞こえる」などの症状が続く場合は、専門家に相談しましょう。
除霊は力の弱い霊能者や素人に任せてしまうと、症状が悪化してしまう可能性があります。力が強く信頼できる霊能者にお願いすることが重要です。
まとめ
金縛りは、いつ起こるかわかりません。質の高い睡眠をとる、毎朝日光を浴びるなど、普段から生活習慣を整えておくことが大切です。また、悪霊に負けないように、プラス思考を心がけるようにしましょう。
金縛りが不安で眠れないという方は、「幸志館よろづ相談」にご相談ください。プロの霊能者が、症状の改善に向けてサポートさせていただきます。