厄年とは|どうしたらいいの!?してはいけないことを解説

「やることなすことうまくいかない…」「なぜか不運が続く…」これを読んでいるあなた、そんなふうに感じることはありませんか?誰にだってつまずくことはあります。しかし、あまりにそれが続くと、不安になってきますよね。そんなときに、「厄年」を気にされた方がいいかもしれません。

 

厄年とは、人生によくない変化や転機が訪れることが多い年のことといわれています。進学や就職、転職、昇進、結婚、出産などの人生の転機で、予期せぬ災難に見舞われてしまうかも知れません。

 

今回はそんな厄年について、今年厄年を迎えるのはどんな人か、また厄年の現在とは違った本来の意味、そしてしてはいけないことと厄年を乗り切る方法まで、詳しく紹介します。

 

厄年とは?

厄年は男性に3回、女性に4回訪れるといわれています。また、厄年の前年は「前厄」、後年を「後厄」とされ、この年も注意が必要です。訪れる年齢は、以下の表のようになっています。

 

  男性 女性
前厄 24・41・60 18・32・36・60
本厄 25・42・61 19・33・37・61
後厄 26・43・62 20・34・38・62

 

なお、男性は42歳、女性は33歳が「大厄」とされ、厄年の中でもとくに大きな変化や転機が訪れやすいとされています。

 

ちなみにここでいう年齢は「数え年」で表されます。数え年とは、生まれた年を1歳として数える数え方です。つまり一般的な年齢より、1つ上の数字になります。間違えないように数えましょう。

 

厄年の意味とは?

実は、厄年とは本来「よくないことが起こる年」という意味ではありません。本来は、還暦などのいわゆる「年祝い」と同じように、おめでたい年だとされていました。これはその年に神事に関わることが増え、神に仕える「役割」をもつようになる、と考えられていたためです。

 

しかしその考えが、次第に「役割があるからこそ、大事な時期を平穏無事に過ごすために、注意を払って生活しよう」という考えになり、「注意を払わないとよくないことが起きる」という考え方になったといわれています。

 

ここまで読んで、「なんだ、考えが変わっていっただけで、何か根拠があるわけじゃないんだ」と思われた方もいるかも知れません。

 

しかし、先ほど表で紹介した年齢、とくに「男性42歳」「女性33歳」という年齢は、昇進、家の購入、結婚、出産など、ライフステージや健康の変化が起きやすい年齢でもあります。気を付けておいて損はありません。従って、現在でもこの厄年は、気を付けるべき年齢であるといえます。

 

厄年にしてはいけないこと

それでは厄年にしてはいけないこととは具体的にどんなことなのでしょうか。以下にご紹介します。

 

【厄年にしてはいけないこと】

  • 家を建てること
  • 引っ越しすること
  • 転職すること
  • 結婚すること
  • 新事業をはじめること
  • 結婚すること
  • 出産すること

 

人生の大きな転機になることのほとんどが当てはまりますね。とはいえ、男女ともに、とくに20代から40代にかけて、このようなライフイベントは誰にでも起こり得ます。厄年を完璧に避けてこれらを行うことは難しい、という人もいるでしょう。逆にライフイベントを行うのに絶好の機会が来たのに、厄年を気にして逃してしまっては元も子もありません。

 

そんなときには、「厄年は厄災に遭いやすい時期なので、ライフイベントは充分に注意して行おう」という姿勢でいましょう。気にしすぎて逆に人生を不幸にしないように、考え方次第で乗り越えましょう。

 

厄年を乗り切る方法

考え方次第とはいえ、厄年の厄が避けられるのなら避けたい、というのが本音です。ここでは、厄年の厄を避けるために行われる「厄払い」「厄落とし」「厄除け」についてご紹介します。

 

厄払い

厄払いとは、神社に行って祈祷をしてもらい、身についた邪気や穢れをお祓いしてもらうことです。そのため「厄祓い」とも書きます。

 

厄除け

厄払いが神社で厄災を取り除いてもらうのに対し、厄除けはお寺での祈願祈祷を指します。厄災を取り除くというより、厄災を招く邪気が寄り付かないようにする予防的な意味合いが強いです。

 

厄落とし

厄落としとは、厄を祓い落とす行事全般のことをいいます。つまり、これまで紹介した厄払いと厄除けも厄落としのひとつです。また、風習としての厄落としには、「身についた厄を身近なものに付着させて落とす」という意味から、日頃身につけているものをわざと落として捨てる、という地域もあります。

 

まとめ

男性なら人生に3回、女性なら4回訪れる厄年。人生の転機になりがちな年齢と重なることもあるため、上手に付き合っていかなければなりません。

 

避けられるものならば避けて、避けられないなら細心の注意を払ってこの年を乗り越えてください。それでも心配なら、厄払いや厄除け、厄落としをすると安心ですね。

 

「幸志館よろづ相談」では、こうした厄年や厄払い、厄除けを含めた各種人生相談を行っております。厄による災難から身を守るためのサポートなども行っておりますので、お困りの際は一度ご相談ください。

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